クラシック用語 フ
ファンダンゴ
「ファンダンゴ (Fandango)」は、スペインの民俗音楽の一つで、ギターやカスタネットを使った踊りの音楽です。特に、フラメンコにおいては、ファンダンゴは基本的なリズムのひとつとして、また、フラメンコのスタイルのひとつとしても重要な役割を担っています。また、クラシック音楽においても、バレエ音楽や室内楽曲などで用いられることがあります。
ファンファーレ
「ファンファーレ (Fanfare)」は、軍隊や宮廷の行進などで、儀式的な演奏として用いられる短い曲を指します。一般的には、トランペットやフルート、トロンボーンなどの管楽器が用いられ、華やかな音色が特徴です。
また、ファンファーレは、スポーツ競技などでもよく用いられ、勝利の報告や表彰式などで演奏されることがあります。
フィギュレーション
「フィギュレーション (Figuration)」は、音楽の旋律の装飾的な要素を指します。具体的には、音符や音程の変化、音の連続性や不規則なリズムなどが含まれます。
フィギュレーションは、バロック音楽や古典派音楽など、古い音楽に特に多く見られますが、現代の音楽においても、繊細な音楽表現をするために用いられることがあります。
フィナーレ
「フィナーレ (Finale)」は、音楽作品の最後の部分、または最後の楽章を指します。一般的に、フィナーレは、楽曲の締めくくりとして、より壮大な音楽表現や華やかな演出がなされることがあります。
また、オペラやバレエなどの大がかりな作品では、フィナーレが長大な場合があり、複数の楽章から構成されることがあります。
「フィナーレ」という言葉は、音楽だけでなく、演劇や映画などでも最後の場面を表す場合にも用いられます。
フィーネ
「フィーネ (Fine)」は、楽譜上で使用される用語で、楽曲の一部分を終了するために使われます。フィーネが書かれた箇所では、演奏を一旦止めて、次のセクションへ進むために必要な時間を取ることができます。
フィーネの後には、通常、同じ楽譜上に「セッコ (Segno)」や「コーダ (Coda)」などの記号が書かれている場合があります。フィーネは、イタリア語で「終わり」を意味する言葉であり、終止記号(.)と同じような役割を果たします。