クラシック用語 ナ

内声

内声とは、和声において和音の響きの中に含まれるが、旋律として聞こえづらい音を指します。例えば、四和音のうちの3つの音が旋律に含まれている場合、残りの1つの音が内声となります。

内声は旋律的にはあまり目立たない部分ではありますが、和声の響きにとっては重要な役割を果たしています。また、内声が和音の響きを変えることもあり、それによって和声の表情を豊かにすることができます。

内声はしばしば低い音域に現れるため、低音部において内声が重要な役割を担うこともあります。

ナチュラル

「ナチュラル」とは、音楽用語の1つで、音高を変えずに自然な音を出すことを指します。

例えば、シャープやフラットで変更された音を戻して自然な音を出す場合、その音を「ナチュラル」と呼びます。また、調号でシャープやフラットが付けられている音符を自然な音に戻す場合にも使われます。

記号としては、「♮」が使われます。

七重奏曲

七重奏曲(しちじゅうそうきょく)は、7人の楽器奏者によって演奏される室内楽曲のことを指します。一般的には弦楽四重奏団と木管楽器3人から構成されますが、他の楽器の組み合わせで演奏されることもあります。

例えば、ピアノ、打楽器、または金管楽器が加わることがあります。七重奏曲は、大編成のオーケストラに比べ、より室内楽的な雰囲気を持ち、各楽器の個性が生かされた音楽が演奏されることが特徴です。