クラシック用語 ネ

ネウマ

ネウマは、中世ヨーロッパの音楽で用いられた、楽譜に表記された音符やリズムを補完するための記号です。具体的には、演奏の指示や音程の微妙な変化を示すもので、声楽曲の特にグレゴリオ聖歌において重要な役割を果たしました。

ネウマ譜

「ネウマ譜(ふ)」とは、中世ヨーロッパの音楽を表記するために使用された楽譜の一種です。聖歌やグレゴリオ聖歌の旋律を書き表すために用いられ、四角形や菱形などの形の中に点や線、または斜線などが描かれていました。

この楽譜には、リズムのような時間的な情報がほとんど記載されていないため、演奏者がその場で独自のリズム感覚に基づいて演奏する必要があります。

ネオクラシック

ネオクラシック(Neo-classicism)は、20世紀初頭に現れた音楽のスタイルの一つで、古典主義音楽の復興を目指した音楽運動です。ネオクラシック音楽は、古典的な楽器の使い方や古典的なフォームを取り入れつつ、新しい音楽のアイデアを取り入れています。ストラヴィンスキーやプーランクなどの作曲家がこのスタイルを代表しています。