クラシック用語 ロ
ロック
ロック (Rock) は、20世紀後半にアメリカ合衆国で生まれた音楽ジャンルの一つで、エレキギター、ベース、ドラムスなどの楽器を中心に、強いリズム感と高揚感あふれる演奏が特徴です。
ロックは、1950年代にブルースやカントリーなどの音楽から派生したとされています。最初のロックンロールのスターとして知られるエルヴィス・プレスリーの登場により、ロックは一躍世界的な音楽ジャンルとなりました。
その後、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトン、レッド・ツェッペリン、AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼズなど、多くの伝説的なロックバンドやアーティストが現れました。また、1970年代から1980年代にかけて、ヘヴィメタル、パンク、ニューウェイヴなどのサブジャンルが登場し、ロックの多様性が広がっていきました。
現在でも、ロックは世界的な人気を誇り、多くのアーティストやファンに愛されています。
ロックオーケストラ
ロックオーケストラ (rock orchestra) は、ロック音楽を管弦楽器などのクラシック楽器で演奏するグループを指します。ロックオーケストラは、一般的に大編成で、エレキギターやドラムスなどのロックバンドの楽器と、弦楽器、管楽器、金管楽器、打楽器などのクラシック楽器を組み合わせた演奏を行います。
ロックオーケストラは、クラシック音楽のファンや、ロック音楽をより幅広く楽しみたいと考える人々から支持されています。
ロシアン・スケルツォ
ロシアン・スケルツォ (Russian scherzo) は、ロシア音楽において用いられる楽曲形式の一つで、スケルツォにロシア風の要素を加えたものを指します。通常のスケルツォと同様に、3/4拍子で、テンポは速めです。しかし、ロシアン・スケルツォは、しばしば民族音楽の影響を受けた旋律やリズム、ハーモニーを含みます。
有名なロシアン・スケルツォには、チャイコフスキーの交響曲第2番や第4番のスケルツォ、ラフマニノフの組曲「交響的舞曲」の3楽章などがあります。
ローマ楽派
ローマ楽派(Roma School)は、16世紀から17世紀にかけてイタリア・ローマで活躍した、宗教音楽の作曲家たちを指す言葉です。
ローマ楽派の代表的な作曲家には、ジョヴァンニ・ピエトロ・ルイジ・ダ・パレストリーナ、オラツィオ・ベネヴォレンティ、グレゴリオ・アレグリ、トマス・ルイス・デ・ビクトリアなどがいます。これらの作曲家たちは、カトリック教会の礼拝において歌われる聖歌やミサ曲などを作曲し、宗教音楽の黄金時代を築きました。
ローマ楽派の作品は、調和の美しさや清澄な旋律、厳粛な雰囲気が特徴であり、その音楽は後のバロック音楽やクラシック音楽に大きな影響を与えました。