クラシック用語 カ

外声(部)

「外声(部)」は、合唱の用語で、通常は「コーラス」、「コーラス部」とも呼ばれます。「外声」とは、ソロやセクションに対して、全体の合唱団が担当するパートを指します。

このパートは、通常は旋律の主題を担当するため、非常に重要な役割を果たします。合唱の場合、声楽アンサンブルであり、多数の歌手が声を合わせて歌うため、外声部が一体となって美しいハーモニーを奏でることが求められます。

階名

音楽理論において、音高を表す言葉として「階名(かいめい)」という用語があります。階名は、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ドの7つの音名を使って、音の高さを表現します。

音楽の譜面では、音符の位置によって階名が決まります。例えば、ドの次の音符はレであり、次の音符はミとなります。また、1オクターブ上の音は、同じ階名で表現されます。

例えば、上のオクターブのドを表す階名は、下のオクターブのドと同じ「ド」となります。階名は、音楽理論や楽器の演奏において重要な概念となります。

ガイヤルド

「ガイヤルド(gaiyārudo)」とは、バロック音楽期に流行した舞曲の1つで、英語で「ガリヤード(galliard)」とも呼ばれます。ガイヤルドは、16世紀後半から17世紀初頭にかけて、フランスやイングランドなどで広く演奏されていました。

この舞曲は、3拍子の活気あるリズムに乗って踊られ、舞曲の中でも特に激しいダンスとして知られています。また、多くのバロック音楽において、ガイヤルドが器楽曲や舞曲組曲の一部として取り入れられたり、主題として扱われたりすることもありました。

カヴァティーナ

「カヴァティーナ(cavatina)」とは、歌唱や器楽演奏において、短い主題に基づく楽曲のことを指します。通常は、ソリストが独唱するためのアリアのようなもので、オペラやカンタータ、ミサ曲などの声楽曲の中でよく用いられます。また、器楽演奏においても、独奏楽器や室内楽曲の中で用いられることがあります。

カヴァティーナは、短くシンプルな主題を基に、それを展開しながら音楽的な構成を形成していくのが特徴であり、聴き手に印象的な旋律を提供します。

カヴァティーナは、特に19世紀のオペラやロマン派音楽において、広く用いられた形式の1つであり、有名な例としては、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番「カヴァティーナ」という曲があります。

ガヴォット

「ガヴォット(gavotte)」とは、バロック音楽期に流行した舞曲の1つで、3拍子の軽快なリズムが特徴です。フランスの宮廷で生まれ、18世紀には広くヨーロッパの宮廷で演奏された舞曲で、しばしばバロック音楽や古典派音楽の器楽曲の中に登場します。また、オペラやカンタータ、バレエ音楽などの声楽曲の中でも用いられました。

ガヴォットは、軽やかなリズムに乗って踊られ、しばしば2つの部分からなる構成になっています。慣例的に、最初の部分は「アウターパート」と呼ばれ、後半の部分は「インナーパート」と呼ばれます。

ガヴォットは、バロック音楽期において、他の舞曲とともに重要な社交ダンスとして広く愛され、多くの音楽家たちによって作曲された曲も多数存在します。