クラシック用語 タ
第2次ウィーン楽派
第2次ウィーン楽派(だいにじいんウィーンがくは)は、オーストリアのウィーンで活動した一団の作曲家たちを指す言葉で、20世紀初頭に活躍した音楽家たちを指します。主要な作曲家としては、アルノルト・シェーンベルク、アントン・ヴェーベルン、アルバン・ベルクが挙げられます。
第2次ウィーン楽派の音楽は、従来の調性や旋法を基礎とした西洋音楽の枠組みを超え、無調や12音技法を採用するなど、革新的で実験的な音楽として知られています。また、シェーンベルクの発案した「音楽における表現主義」など、新たな音楽哲学を提示しました。
第2次ウィーン楽派は、当時の音楽界に大きな衝撃を与えましたが、当初は反発を受けることも多かったです。しかし、その後の現代音楽の発展に大きな影響を与え、現代音楽の重要な基盤の一つとなっています。
ダ・カーポ
ダ・カーポ(Da Capo)とは、イタリア語で「最初に戻る」という意味の楽曲指示で、楽曲の演奏中に使用されます。
ダ・カーポが示された場合、演奏者は楽曲を最初からやり直すよう指示されます。つまり、楽曲の最初の部分を再び演奏することになります。この指示は主にバロック音楽で使われ、ソナタや協奏曲などによく見られます。
ダ・カーポの略記号は、「D.C.」または「D.C. al fine」となります。また、「al fine」を追加した場合は、最初から演奏して、最後に到達したら指示通りに終了することを意味します。
多声音楽
多声音楽(たしょうおんがく)とは、2つ以上の異なる音高を同時に奏でる音楽のことを指します。多声音楽は主に西洋音楽で発展し、声楽や器楽の両方で演奏されます。
多声音楽は、音楽史上の様々な時代やジャンルで重要な役割を果たしてきました。ルネサンス音楽では、ポリフォニーが発展し、複数の旋律線が織り成す複雑な音楽が生まれました。バロック音楽では、多声音楽が更に発展し、器楽曲やオペラなどで用いられました。また、ロマン派音楽では、管弦楽法が発展し、多声性を活かした豊かな音色が生み出されました。
多声音楽は、異なる音高を同時に奏でることで、音楽的な表現力や豊かな音色を生み出すことができます。また、複数の楽器や歌手が協力して演奏することで、より豊かな音楽空間を創り出すことができます。
タブラ
タブラは、北インドの打楽器のひとつで、丸い形をした二つの太鼓を組み合わせたものです。大きな太鼓をベースドラムにあたる「ダーヤン(Dayān)」、小さな太鼓を「ベイラ(Bayān)」と呼びます。主に北インドのクラシック音楽で用いられ、特にタブラ奏者と呼ばれるプレイヤーが演奏するソロ演奏の場面で重要な楽器とされます。
タブラは、手で叩いて演奏されます。演奏者は、太鼓の中心部分を軽くたたき、周囲の部分を強く打つことで、さまざまな音を奏でます。また、指で強弱をつけながら演奏することで、繊細で複雑なリズムパターンを表現することができます。
タブラは、北インドの伝統音楽の中で重要な役割を担っており、特にソロ演奏や伴奏でよく使用されます。また、現代音楽やジャズなどでも、タブラが用いられることがあります。
タブラチュア
タブラチュアとは、タブラやその他の打楽器の演奏法を記譜するための楽譜の一種です。タブラチュアでは、音符ではなく、文字や記号を用いて演奏方法を表現します。
タブラチュアでは、タブラの二つの太鼓を表す円形の図形が用いられます。ダーヤン(高音部)は右側に、ベイラ(低音部)は左側に書かれ、各打面に対応する文字や記号が配置されます。たとえば、「D」と書かれた箇所を軽くたたき、「T」と書かれた箇所を強くたたくというように、演奏法が表現されます。
タブラチュアは、インド古典音楽や民族音楽などで広く使われています。また、タブラ奏者にとっては、楽曲を覚えるための手がかりとして重要な役割を果たします。

