クラシック用語 タ

ダブル・シャープ

ダブル・シャープとは、音符の上に2つのシャープ記号(♯♯)を重ねた音符のことです。一般的には、音高を半音上げる効果があります。

例えば、ハ長調の音階で考えると、通常の譜面では変化記号のつかない白鍵盤の音を次のように表します。

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ

このとき、もしファ♯をダブル・シャープとして表すと、ファの音を半音上げた音が表されます。つまり、ファ♯♯は、実際にはソの音に相当します。

ダブル・シャープは、調性や和声の複雑な音楽作品でよく使われます。また、調性外の音や変ロ調などで必要になる場合もあります。

ダブル・フラット

ダブル・フラットは、音符の上に2つのフラット記号(♭♭)を重ねた音符のことを指します。一般的には、音高を半音下げる効果があります。

例えば、ハ長調の音階で考えると、通常の譜面では変化記号のつかない白鍵盤の音を次のように表します。

ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ

このとき、もしミ♭をダブル・フラットとして表すと、ミの音を半音下げた音が表されます。つまり、ミ♭♭は、実際にはラの音に相当します。

ダブル・フラットは、調性や和声の複雑な音楽作品でよく使われます。また、調性外の音や変ロ調などで必要になる場合もあります。

タランテラ

タランテラは、イタリア発祥の踊りで、活発なリズムと明るい旋律が特徴的な音楽に合わせて踊られます。起源には諸説ありますが、その名前はクモの一種「タランチュラ(Tarantula)」に由来すると言われています。

タランテラのリズムは、一般的に8分の6拍子または8分の12拍子で、活発で複雑なリズムが繰り広げられます。旋律は明るく、しばしば速いテンポで演奏され、しばしば弦楽器や打楽器、管楽器などが使用されます。

タランテラは、イタリアだけでなく、スペインやラテンアメリカの音楽にも影響を与え、多くの作曲家によって取り上げられています。また、タランテラは踊りとしても広く知られており、踊り手は、しばしば素早い足運びや手の動きでリズムに合わせて踊ります。

ダルシマー

ダルシマー(Dulcimer)は、木製の共鳴箱に弦を張って演奏する弦楽器の一種です。その起源は古代に遡りますが、主にヨーロッパやアメリカの伝統音楽に用いられています。

ダルシマーの特徴は、指板の上に弦が並列に張られており、指で弦を押さえながら演奏することによって音を出す点です。弦を弾くためには、指で弦を弾く、打弦器(ハンマー)を用いて弦を叩く、弓で弦を弾くなどの演奏方法があります。

ダルシマーは、その柔らかく豊かな音色や、軽快で明るい旋律が特徴的で、主にアメリカ合衆国のアパラチア地方の民俗音楽や、ヨーロッパの民俗音楽でよく使われます。また、近年では現代音楽やポップスなどでも取り入れられることがあります。

ダル・セーニョ

「ダル・セーニョ (dal segno)」とは、イタリア語で、「記号に戻る」という意味を持つ音楽用語です。楽曲の演奏中に、「Dal Segno」または「D.S.」という記号が現れると、その記号の場所に戻って再度演奏を始めることを意味します。

通常、楽曲の冒頭部分から最初の「セーニョ (segno)」記号まで演奏し、そこから後半部分を演奏して、最後に「ダル・セーニョ」の記号が現れると、先ほどの「セーニョ」記号の場所に戻って、再び後半部分を演奏します。これにより、楽曲全体を繰り返し演奏することができます。