クラシック用語 タ

タンギング

「タンギング (tonguing)」は、管楽器演奏において音を奏でる際に舌の動きを使って音を区切る技術のことを指します。具体的には、舌の先を上下に動かすことで音を区切り、リズム感や音楽的な表現を出すことができます。

タンギングは、吹奏楽やジャズなどの音楽ジャンルでよく使われます。例えば、サックスやトランペットなどの管楽器では、タンギングによってスタッカートやテンポの変化など、音楽的な表現を豊かにすることができます。また、クラリネットの場合には、タンギングによって音色の変化やフレーズの区切りを表現することができます。

単声音楽

「単声音楽(たんせいおんがく)」とは、声楽または器楽の演奏において、一つの旋律線しか存在しない音楽のことを指します。単声音楽は、中世ヨーロッパのグレゴリオ聖歌や、古代中国や日本の雅楽など、様々な文化や時代において存在しています。

一方で、単声音楽という形式の音楽にも、様々なバリエーションが存在しています。例えば、ヨーロッパの中世・ルネサンス期には、多声音楽が発展する以前に、教会で歌われるグレゴリオ聖歌が盛んでした。グレゴリオ聖歌は、単声で歌われる旋律線のみからなる曲ですが、それでも旋律に沿って歌詞のリズムやアクセントを表現することで、音楽的な表現を豊かにしています。

また、日本の雅楽においても、笛や箏といった器楽の演奏がありますが、それぞれが独立した旋律を奏でることで、単声音楽としての音楽を表現しています。

短調

「短調(たんちょう)」は、音楽用語の一つで、調性の一種であり、音楽の旋律や和声において、音階の3番目と6番目の音を半音下げた音階を基本としています。

短調は、音楽理論において「マイナー」とも呼ばれ、悲しげで暗いイメージが強く、情感的な表現に向いています。代表的な短調の曲として、モーツァルトの「葬送行進曲」や、ショパンの「別れの曲」が挙げられます。

短調は、その対義語である「長調(ちょうちょう)」と対比されることがあります。長調は、音階の3番目と6番目の音を半音上げた音階を基本とし、明るく華やかな印象を与えます。例えば、モーツァルトの「トルコ行進曲」や、ベートーヴェンの「運命」交響曲は、代表的な長調の曲とされています。